施術について

交通事故のケガの通院を続けていると、ある一定期間経つと、担当者から「そろそろ通院は終わりにして、示談にしませんか？」という提案を受ける事があります。

 

保険会社の担当者も、交通事故の被害者の方に完全に具合が良くなってもらいたいと思っています。

しかし、この程度の交通事故のケガなら、この位の期間で良くなるのが一般的と言う目安もあるので、通院期間が長くなると、完全によくなっていなくても、早く通院を終わりにして、示談にして早く解決したいと思うようになります。

 

そこで、交通事故の程度に応じて、一定の期間が経つと、「具合はどうですか？」という話から、「そろそろ通院は終わりにして示談にしませんか？」という提案に変わってくるのです。

 

もちろん、「まだ痛みが残っているから通院を続けたい」「整形外科の先生がまだ通院が必要だと話している」等など説明する事で、保険会社の担当者も「では、もう少し通院を続けてよくなって下さいね」と言ってくれる場合が多いです。

しかし、場合によっては、だんだん、早く通院を終わりにして示談にするようにという圧力を強めてくる場合もあります。

 

この様な場合、保険会社も、整形外科の主治医や我々整骨院の方にも連絡をして、「現在の具合がどうか？」「通院の必要性と効果は？」「あとどれ位の期間でよくなりそうか？」などを確認してくる場合もあります。

 

交通事故の被害者の方は、正当な治療や施術を受けるためにも、しっかりとした補償を受けるためにも、この様な状況になった時に備えた知識と対策を持たないといけません。

 

この様なケースに備えて、整形外科の主治医の先生とのコミュニケーションをしっかりと取っておく事が大事です。

そして、整形外科の主治医にしっかりと自分の身体の状態を伝え、「まだ、通院が必要だ」という診断をもらっておく事が重要です。

 

保険会社が、「治療費・施術費はもう出さない！」と言ってきても、整形外科の主治医の先生が「まだ通院が必要」という診断を下したなら、診察や治療・施術をした時の費用は、一時的には皆様が自己負担しないといけなくなります。

しかし、その後の示談交渉や裁判の結果、その治療費・施術費や補償は認められる可能性があります。

 

しかし、整形外科の主治医の方が「もう通院の必要がない」「通院を続けても、一時的には効果があるが、あまり効果がない」などという診断をしたら、その後の通院については一切補償されなくなります。

 

整形外科の主治医には何をどの様に伝えていくと良いか？

八木整骨院・八木鍼灸院では、日々施術をしながら、この様な点に関してもアドバイスしていきます。

損害保険会社の担当者から、急に「今月で通院は終わりにして下さい」と言われる場合があります。

 

通常なら、痛みがきちんとよくなるまで通院をする事が望ましいです。

しかし、保険会社の方が、事故の程度などから、これ位の期間でよくなるだろうという推測の元で、一定期間経つと、「具合はどうですか？そろそろ通院は終わりにして、示談に進みませんか？」という話をしてきます。

この時、大分具合が良くて、通院を終わりにしても良いと思うなら、通院を終わりにして示談に進むのも良いでしょう。

しかし、まだ交通事故の痛みが残っているなら、まだ痛みが残っているから通院を続けたいと伝えて、もうしばらく通院をする事になります。

 

しかし、たまに、この様な手順を踏まないで、いきなり「今月で通院は終わりにして下さい。それ以上は費用は支払いません」と言ってくる事があります。

 

この様な場合、まだ通院の必要がある場合は、費用の立て替えを続けてもらい、通院を続ける事が出来るように保険会社と交渉をする事になります。

交渉の結果、もうしばらく費用の立て替えをしてもらって、交通事故の通院を続ける事が出来る場合もあります。

また、どうしても保険会社が立替え払いを認めない場合もあります。

認めてくれない場合は、その後の通院は、交通事故の被害者の方が自己負担をする事になります。

 

そして、最後の示談の時に、この時に支払った費用も含めて、慰謝料などの金額などの示談交渉をすることになります。

 

交渉で揉めてしまう場合は、弁護士にお願いするケースも出てくるでしょう。

 

まずは、この様なケースにならないように備える事と、この様なケースになった時に困らないように準備をしておく事が大切です。

交通事故の場合、親切に対応してくれていた担当者からいきなりこの様な事を言われてしまう場合もあります。

いろいろな状況に備えておく事が重要です。

そのためにも、交通事故の対応に関して知識がある整骨院をしっかりと選んで、施術を受ける事が重要です。